初めまして!
マレーシアにある外資系企業でカスタマーサポートとして働いている、Mayです。
今日は、私がマレーシアで就職するまでの経緯を書いていきたいと思います!
マレーシアで就職するって?
今、「ボンビーガール」などでも多く取り上げられていますよね!
「海外で働いてみたい!」と思っている人にとって、就労VISAを取りやすい国として就職先の候補に入る国なのではないかと思います。
多くのサイトが情報をまとめていらっしゃるので、詳しくはそちらをご参照いただければと思いますが、、、
・日本語だけで働ける就職口が多くある
・物価が安いため、破格の値段でジム・プール付きのマンションに住める!
・東南アジアの多くの国(タイ・ベトナム・カンボジア・シンガポールなど)が近いため、週末を利用して旅行など楽しめる etc…
このようなメリットが多い国ではあります!
私は旅行以外の海外経験が全くなかったため、「働きながら、実践的な英語力を伸ばす」という目的で、マレーシアにある外資系企業への転職を決めました。
マレーシアで就職をすると「キャリアを積むのが難しい」「コールセンター職は潰しが効かない」などデメリットを書いているサイトも多くあり、調べていくうちに不安になったりもしますよね。私もそうでした。
でも、「マレーシアに就職したから今後の自分の人生がダメになる」わけではなく、
「自分が、今後の人生の展望をどう考え、実行していくか」
が、一番大事であると私は思っています。
なので、このブログを通して「マレーシアに就職した、アラサー女のその後」まで、ありのままを書いていければと思っています^^
どんな仕事があるの?
私は「マレーシアで働きたい!」と思って自ら仕事を探したわけではなく、お世話になっていた方の紹介で、たまたまマレーシアという地で働くことになったパターンなのです。
なので、自分がしている仕事以外にどんな募集があるのか、実はあまり知らないという、、、。しかし色々なサイトで調べる限りでは、下記のような職種で日本人の募集がされているように思います。
・駐在/専門職
⇨ここは、海外で働きたい!と思っている人とは違うカテゴリに属すると思うので省略
・日系/外資系企業の営業や事務
⇨マレーシアにある日系の企業は、日本語が話せる人材を必要としているでしょう。そのため、英語に自信がない方にもチャンスが多くあるのではないかと思います。日系企業の場合、恐らく職場の雰囲気は日本に近いものがあると思うので、生活環境だけ変えたい(通勤電車が嫌だ、日本の物価の高さが自身の給与に見合わず不満)という方に適していると思います。
⇨外資系企業の場合には、少しハードルが高くなる気がします。外資系企業で日本人を募集している場合、仕事では日本語が必要、ただし母体は外資系なので社内コミュニケーションは英語、という環境が想定できます。マレーシアは多国籍・多言語(英語・中国語・マレー語)国家ということは周知の事実ではあります。しかし自身のスキルのために、日本語や韓国語というマイナー言語を、ビジネスレベルまで習得されているマレーシア人の方が実は多くいらっしゃいます!!(彼ら、めちゃめちゃ優秀です!)
なので、「ローカルを雇うよりも、外国人であるあなたを雇いたい!」と企業に思わせる必要があると思います。今までに営業職を経験したことがあるなど、アピールできるスキルを持っている方は、企業からの需要があると思います。
・BPO企業
→マレーシア就職を目指す多くの日本人に開かれている門戸が、BPO企業への就職かと思います。勿論私もこのパターンです。
BPO企業といっても、職種は様々です。代表的なものはカスタマーサポートですが、製品の品質管理などの職種もあります(機械を相手にする仕事)。
企業によっても、日本語ができればOKという、英語レベルを全く必要としない会社もあれば、トレーニング・マニュアルの読み込み・顧客対応で、英語が必要となる会社もあります。この辺りは自分の移住目的に合わせて、よく会社を選んでいく必要があると思います!
また、カスタマーサポート職といっても一口に括れない部分があります。
なぜなら、配属される部署によって、業務内容にかなりの違いがあるからです、、、!!
電話対応が全くない部署(メールやチャットサービス)・電話対応ありでもインバウンド(お客様から電話がかかってくる場合)の対応がなく、アウトバウンドのみ行う部署・はたまたインバウンドの電話対応しかない部署など、、、。
これだけを比べても、日々の疲労度が全然違ってくると思いませんか?
しかも、勤務時間も8時~17時というノーマルな場合もあれば、24時間シフト制の場合もあったり、、、。正直、ここは配属される部署によって全てが決まるので、「運」としか言いようがありません(汗)
しかし、面接の段階で聞けるところまでは掘り下げて聞く・実際に働いている方をネットで探して、リアルな勤務環境を聞く、などして、採用前にできる限り不安をなくしていくことはできます!
私の場合(外資系企業のカスタマーサポート)
先ほど述べた通り、私は人の紹介からピンポイントで求人に偶然巡り合ったパターンなので、参考になる部分は少ないとは思います。ここでは私の「仕事探し-面接-採用-渡航」までの流れを書いていきます!
1、仕事探し
元々私は、現職とは全く違う職種を希望し、外資系企業への転職活動を行っていました。しかし書類が通過しても、実践英会話力がないために面接で敗退することが続いていました。
その際、お世話になっていた先生から「海外の現地企業に就職して、そこで英語力を磨き、現地で転職活動を行うという方法もある」と教えて頂きました。
前職を退職して、しばらくフラフラしようと考えていたところだったので、何の迷いもなく、すぐに転職を決意。その先生から、丁度マレーシアの外資系企業に空きがあるということで紹介を受け、2018年10月に面接を行いました。
面接前に提出した書類
・英文レジュメ
・タイピングテストの結果(日本語・英語)
※外資系企業への転職活動を行っていたこともあり、英文レジュメと職務経歴書などは作成が済んでいました。なので、変更しなければならない部分(志望動機等)だけ違う文言に編集したものを、現職の会社には提出しました。
私の履歴書フォーマットや英文などは先生に添削いただいたものなので、ネットで出てくるものよりも、内容・見栄え共に良いものです、正直。
しかし現地採用の場合、そこまでのレベルは求められていないと思います!
なので、提出書類については、最低限の体裁が整っていれば、あまり時間をかけなくても大丈夫だと思います。
(英文レジュメや職務経歴書については、また後日別の記事にしようと思います!)
書類を提出した数日後、マレーシア人の方とSkypeで英語面接をしました!
(聞かれたことは下に書いてあるものと同じです)
ここで無事採用の結果を頂きました。しかし、私が現職の退職時期の関係で先方の求める時期に渡航できなかったので、この時は内定辞退をしました。
すると、2月末にシンガポールの番号から着信が!
相手は、シンガポールの転職エージェントでした。(お世話になっていた先生が仕事を紹介してくださったと思っていましたが、実は先生がこのエージェントと繋がっており、エージェントに委託された案件だったようです)
同じ会社で再度ポジションに空きが出たという、直接のjob offer連絡でした。
この電話が今回の採用に繋がります。
・・・ということで、私はマレーシアの求人を自分で探したわけではありません。
転職エージェントから受けたjob offerに乗っかった形です。(なので、この後のやり取りは全て英語で行いました)
しかしコネがなくとも、ネットで「マレーシア 現地採用」などと調べると、たくさんの求人がヒットしますよね!
しかも、外資系だけでなく日系のエージェントも募集をかけているので、英語に自信がない場合にも求人を探すことができます。
私の同僚でも、現職にたどり着いた方法として
- 日系エージェントの募集から
- Linkedln(外国版マイナビみたいな)等の海外サイト/エージェントから
- Twitter等のSNSでの直接紹介
と様々です。現地採用を考えている方で、英語に不安がある人は日系のエージェントを利用して仕事を探すのも手だと思うし、逆に多くの情報を得たい!と思う人は海外の求人サイトで直接探したり、企業からの連絡を待ったりするのも手だと思います。
はたまた、「働いている人のリアルな声が聞きたい!」「ダイレクトに求人にたどり着きたい!」という人は、SNSで求人を行っている個人に連絡を取るのもアリだと思います。(もちろん、その人が信用できるか否かは個人の判断となりますので、注意!)
自分に合った方法で、募集を探すのが良いと思います!
2、面接
2月末にシンガポールのエージェントから直接の連絡があった後、
・3/13 電話面接(マレーシア人、英語)
・3/15 電話面接(日本人、日本語)
と、企業と2回の電話面接を行いました。
先方はすぐにでも面接をしたいようでしたが、仕事が忙しいなどと嘘をついて1週間後に設定してもらい、面接準備のための日数を稼ぎました(笑)
その間に、用意していた面接の回答を、レジュメと同じく今回の職種用に変えたりといった準備を進めました!
またエージェントに、提示されていない業務内容や雇用条件について、メールで質問攻めしました。(エージェントは、企業に連絡を取り確認を行うため、これでも日数を稼ぐことができました。笑)
当初、前回のようにSkypeで、企業の方とインタビューを行うと聞いていました。
しかし、いきなり私用の携帯に電話がかかってきて、焦る焦る!
実は、エージェントから着信があった時にシングリッシュが全く聞き取れず、「今仕事中で手が離せないから、メールアドレスに詳細を送ってくれ」と一方的に電話を切った流れがあったので、顔が見えない電話での面接は不安でした。でもやるしかないので、集中して頑張った!
このように、いきなり電話がかかってきたり、言われた違うことが起きたりすることは外資系企業では頻繁にあります。心構えをしておきましょう(笑)
聞かれた内容としては、
- 自己紹介
- なぜ今回応募をしたか。転職理由
- 現職について
- シフト制だが大丈夫か
- マレーシアに来たことはあるか
- 結婚しているか
- 業務内容についての説明
お決まりの質問ですね!
私は元々の転職活動中に文言を作成しており、さらに先生に添削をして頂き、常々練習をしていたので、スラスラと答えられました!(まぁ覚えていただけだけど)
しかし、BPO企業の日本人社員として求められていることは、あくまでも「日本語能力」。
回答内容に関して踏み込まれることは殆どありません。それなりの回答をGoogle翻訳に入れて、暗記!という準備で十分だと思います。
2回目の日本人の方との面接は、面接というよりも採用前提のお話でした。
(現地での生活や仕事についての説明を聞いたり、質問をしたりという流れ)
日本語でしっかり不安なことなど聞けたことで、安心できました。しかもこの後、この方にはすごく助けて頂くことに・・・
3、採用、VISA取得
ここからが本当に長かった、、、
メールを洗い出してみたので、時系列で書いてみます。
3/18 | パスポートのコピー(サイズに注意)、卒業証明書(英文)、成績証明書(英文)、青背景のVISA写真、前職の給与明細をエージェントに提出 ※ |
3/22 | 英文レジュメ、会社のアプリケーションフォーム提出 |
3/26 | エージェントからメール文面で採用通知 |
3/27 | エージェントとLINE交換 ここからちょっとした連絡などはLINEでやりとりをするようになる。 |
4/3 | 提出書類や面接で答えたことなど、記載事項に嘘はないという書類にサインをして提出 |
4/5 | 正式な契約書を受け取る 当初オファーされていたpositionの変更を伝えられる。 |
4/11 | 契約書についての質問事項を、日本人の方に電話で確認 |
4/12 | 契約書にサイン、提出 |
5/10 | VISA background調査について許可をする旨の書類にサイン、提出 |
5/24 | position変更をまた打診される、その確認を日本人の方とchatで行う |
6/10 | 承認レターを会社から受け取る! |
6/13 | Eチケットを受け取る |
6/18 | 会社説明のpdf資料を受け取る |
6/22 | ついに渡航! |
印象深いことだけ、詳しく書いていきます。
☆ 採用通知をもらう前にも関わらず、エージェントにVISA申請のための書類の提出を次から次へと求められます!
(パスポートのコピーや契約書のサインなどは、全てスキャンしてpdfファイルで提出しなければならないので、自宅にスキャナーがない方は少し大変かもしれません。)
※パスポートのコピーは、余白があってはいけないので、スキャンした後にトリミングをしました。ページ数が多くて大変。
※卒業証明書の提出はVISA発給のために必須なので、手元にあった方がいいです。私は転職活動中だったので手元に何部かありました。また都内大学ですが、オンラインで申請でき、数日で自宅に届くシステムでした。出身の大学はどのように申請し、到着までにどれくらいの日数が必要なのかを確認しておくといいと思います。
☆ 一番ゴタゴタしたのが、数回にわたるposition変更です!
当初、日本人が一人もいないカスタマーサービスの部署でofferを受けていたのですが、「コンテンツモデレート部門に移れ」会社から要望がある、とエージェントに伝えられました。
英語を使う環境ではなくなると思ったので気が進まなかったのと、ネットで「コンテンツモデレーター」と調べると、劣悪な環境だ!という情報が出てくる出てくる…(怯)
そのため、エージェントに「この間面接をしてくれた日本人と話がしたい!」と頼み、面接官をしてくださった日本人の方に直接話を聞く機会をセッティングしてもらいました。
コンテンツモデレーターの業務内容を、日本語で詳しく聞くことができたので安心しました。全く面識のない方の名前を出した上、「話がしたい!!」という無理矢理な要求にも応じて頂き、この方には本当に感謝です。
少しでも疑問に思ったり、聞きたいことがあったら、すぐにエージェントや企業のHRの人に必ず言いましょう!
日本だと自分が遠慮したとしても、相手が気にかけてくれますし、何でも会社側が手配をしてくれます。しかし外国では、こちらの事情は全く考慮されません!
とはいえ、柔軟に対応してくれる(悪く言えば適当)のも外資系のいいところ。
チームリーダーレベルで働いている日本人がいる限り、少しは採用に関わるポジション(=面接者とコンタクトが取れる)に日本人がいるということです。
ダメ元で頼んでみると、実際に働いている日本人と直接話せる機会を作ってもらえるかもしれません!
☆ そしてその後、またしても2回目のposition変更の打診がきます・・・
日本語を使うカスタマーサービス職として、もう一度変更をお願いしたいとのことでした。
ローカルの社員が半分いる部署で、英語での対応もあるということだったので、こちらの職での採用をお願いしました。
その後、マレーシア政府からの承諾レターが来るまでに2ヶ月ほどかかりました。
これが本当に長かった、、、!
⇨承諾レターを受け取った後は、諸々の手続きをして、すぐに渡航!という流れとなります。
まとめ
実際に、マレーシア就職(BPO企業)をし、同じような境遇の同僚に話を聞いたり、ネットで調べたりする中で感じること。それは、
配属される部署や、入職する時期によって、全てが決まる!!
ということです。
採用から渡航まで、私は3ヶ月という長い時間がかかりましたし、VISAの発給(シングルエントリービザ)も、自分自身で大使館に出向き行う必要がありました。
(これが通常の流れではありますが)
しかし、同僚の中には大使館に行かずに、会社から発給された書類だけでマレーシアに入国した人もいたり。
企業が請け負っている部署や人員などによって、新しく採用する人への対応は異なってくる!ということが、実際に働き始めて私が知ったことです。
例えば、「新しい部署が立ち上がる!日本人が必要だ!」と企業が人員を探し出す丁度3ヶ月前に応募をした人がいたとしたら、その人は計画的に渡航ができるでしょう。
しかし、「まだ人が揃っていない!」と企業が慌て出す1ヶ月前に応募をした人がいたら、応募をした一ヶ月後には渡航を命じられるかもしれません。
BPO企業が「◯月◯から新しい部署を立ち上げますよ~」という告知をすることはないので、あなたが応募をした日次第で、全てが決まるのです。
マレーシア就職をしたいけど、「いつから準備を始めれば良いのか」「どうやって仕事を見つければいいのか」「どれくらいで渡航できるのか」etc, と考えているあなた!
思い立った日が、あなたの運命を決めます!
マレーシア就職を目指す全ての皆さんの就職が、上手くいきますように。
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